よく、お客様から「洗顔料は使った方がいいのか、使わない方がいいのか、どちらが良いのですか?」
とお聞きされます。
美容家さんでも洗顔料を使用しないで水だけで洗顔する…という方もいるし
美容に関して、いろいろな情報が溢れているので、どれを信じていいのか結局わからないで
困っている方が多いようですね。
お肌の状態は人それぞれですし、同じ人でも体調や環境で日々違ってくるので、必ずこうしてください。
…というものではないですが、一般的に特に皮膚疾患や肌荒れもなく、乾燥もひどくないし、敏感な肌状態でもない
そういうお肌であれば、洗顔料は使うべきだと思っています。
昨晩に使用したクリームなどの基礎化粧品、汗や皮脂、古い角質、大気中の埃、寝具の小さな繊維、
あるいはダニなんかも付着しているかもしれません。
朝の起床時には、それらが混ざり合って汚れになっていて、水で洗うだけでは落ちず、
汚れは皮膚の上で酸化してしまい悪影響を与えます。
毛穴の汚れでお肌がくすんだり、ニキビが出来やすくなったり、
酸化した皮脂は過酸化脂質というものに変わり、メラニンの生成を促してお肌全体が黒ずんだりもします。
そして、皮脂類が酸化する時間は6~7時間と言われているので、朝の洗顔でこれらを落としたいですよね。
また、1日中過ごした夜のお肌は、汗や皮脂、埃や排気ガス等で汚れているのです。
メイクをしている方はこれにメイク汚れも加わります。
これらの汚れが残っているとターンオーバーが正常に行われません。
古い角質が厚く残っていくと皮膚が硬くなり乾燥したり、しわやたるみが出来たり
敏感になったり、ニキビが出来やすくなったり、メラニンの排出が出来なくなり色素沈着したりします。
メイクをしたときはクレンジングと洗顔料での洗顔。
メイクをしていないときは洗顔料での洗顔。
クレンジング剤や洗顔料、洗い方、すすぎ方、ふき取り方に気を遣うのはもちろんです。
その後の保湿も大切です。
でも先ほども申し上げた通り、アトピー性皮膚炎、湿疹ができている方が洗顔料を使うことで
皮膚に刺激を与えてしまう場合もありますし、お肌で作られた潤いをとってしまい、
敏感、乾燥の激しい方もバリア機能を低下させて悪循環に陥ることも考えられます。
ですので、お肌の状態によっても違ってくるということをお忘れなく。
特に皮膚疾患のある方は自己判断せずに皮膚科医に相談することをおすすめします。